awsでsapを稼働させるメリット・デメリットと監視のポイントを解説

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awsを活用してsapを導入する傾向が強まってきていますが、詳しい事情がわからず、awsでsapを稼働させるべきなのかどうかが判断できない人もいるでしょう。awsでsapを稼働させる場合には監視をどうしたら良いのかも気になる人が多い点です。

この記事ではawsでsapを稼働させるメリット・デメリットと、監視の必要性やポイントを紹介します。

sapとは

sapとはERP製品の一種として世界的に用いられているソフトウェアの一つです。ERPとはEnterprise Resource Planningのことで、日本語では経営資源計画と呼ばれています。ERP製品は経営資源として欠かせないヒト・モノ・カネの一元管理をするためのソフトウェアを指します。

人だけを管理する人材管理システム、モノの製造を管理する生産管理システム、カネの管理をする会計システムなどを統合したパッケージ型のソフトウェアになっているのが特徴です。ビジネスで必要なあらゆる管理を一気通貫で一つのソフトウェアに集約することにより、データの一元化と共有を促進して、事業を進めやすくすることができるのが魅力です。

sapが注目されているのは世界的に活用されていて大手企業でも利用されてきた実績がある信頼性の高いERP製品だからです。sapはドイツの企業によって開発されているERP製品で、人事モジュール、財務会計モジュール、ロジスティックモジュール、それ以外のモジュールによって構成されています。

生産管理やプロジェクト管理、プラント管理の機能も搭載されています。そのため、人事のヒト、経理や財務のカネ、ロジスティック(販売)や生産などのモノのすべてを管理できるツールです。

業務プロセスの効率化や部署間の連携を促し、経営者として全体をわかりやすく管理するのに効果的で信用できるERP製品として活用されています。awsでsapを稼働させるのが注目されるようになったのは理由があります。

sapはもともと独立した自社サーバーを構築してインストールして利用するのが一般的でした。しかし、awsではsapと契約をして認定を受け、awsのクラウドサーバー上でsapを稼働できるようにしています。今後、aws以外にもsapを稼働させられるクラウドサーバーが増える可能性はゼロではありません。

しかし、awsは世界で最初にsapの稼働認定を受けたことによって有名になり、ERP製品の導入を検討している企業や、自社サーバーでの運用に苦労している企業から興味を持たれるようになっています。

awsでsapを稼働させるメリット

awsでsapを稼働させるメリットは、awsの特徴として有名な安定性と可用性を活用してsapを利用できることです。自社サーバーでsapを利用する場合にはサーバーのハード面からメンテナンスをして、常に安定稼働させられる状態を保たなければなりません。

ERP製品は一元管理による効率化ができますが、サーバーがダウンしてしまうと業務に支障が生じることになります。徹底して安定稼働させられるようにするための監視体制を整えて運用することが不可欠です。awsでsapを稼働させるとサーバー本体については自社で管理する必要がありません。

awsによって複数の場所で管理・保守されているサーバーを柔軟に借りて利用できるため、安全性と安定性の高さを確保することができます。また、awsでsapを稼働させると可用性があるので動作や容量について問題が起こりにくいのもメリットです。

トラフィックやメモリなどが不足した場合には自動的に容量を増やして対応してもらうことができます。自社サーバーでは監視を続けて、もしメモリやCPUの不足によって業務に支障が生じるようであれば増設の対応をしなければなりません。

増設時には一度サーバーを停止させる必要があるため、業務に支障が生じるのは明らかです。awsでsapを稼働させれば可用性を活かした運用ができるので、サーバー停止によって業務が滞ることはありません。

awsでsapを稼働させるデメリット

awsでsapを稼働させるデメリットは従量料金がかかることです。awsではCPUやメモリ、ストレージなどを利用した量に応じて課金されるシステムになっています。特に可用性を活かして利用するには柔軟に量を増やす仕組みにしておく必要があるため、料金が肥大化するリスクがあるのがデメリットです。

また、sapはもともとシステムが複雑に構成されていて、優秀なエンジニアによる管理が必要な場合がほとんどです。さらにawsに対応して監視や運用を進めていく必要があるため、人件費の負担が大きくなるリスクがあります。

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awsでsapを監視する必要性

awsでsapを稼働させる場合には監視が不可欠です。awsでsapを稼働させて可用性を活かした場合には基本的にリソース不足について厳密に注意する必要はありません。しかし、容量オーバーになったときに自動的に拡張するシステムにすると費用がかさんでしまいがちです。

そのため、適正なトラフィックにしたり、ストレージの最適化をしたりする対応は重要です。awsでsapを運用するとアクセスするユーザーも多岐にわたるため、人事管理システムや生産管理システムなどを個別に監視するよりも対応しなければならない範囲も広くなります。

awsでsapを稼働させる場合には合理的で効率を上げられる包括的な監視体制を整えることが必要です。

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awsのsapを監視するときのポイント

aws上で稼働させているsapを監視するときには、監視用のサーバーを別に構築するのがポイントです。

aws内でも構わないので常時監視できるサーバーを用意して管理する体制を整えましょう。ERPシステムではわずかな不具合によって業務全体が滞るリスクがあるからです。全体の業務効率化の役に立つのは確かですが、トラブルによる影響が大きいので注意しなければなりません。

常時有人監視をするだけでなく、サーバー上で自動監視をする体制も整えて、トラブルが発生するリスクがあったときに速やかに対応できるようにするのが大切です。awsでsapを稼働させるときには専門のサーバー監視サービスを利用することもできるので、社内で体制を整えるのが難しい場合には相談してみましょう。

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sapはawsを使って導入して監視体制を整えよう

awsでsapを稼働させるのは自社サーバーのハード面の監視・運用が必要なくなり、可用性を活かした安定的な使い方ができるのがメリットです。しかし、awsでsapを稼働させても余計な費用がかからないように包括的な監視をすることが不可欠です。

監視体制さえ整えれば運用をしやすいので、awsを使ってsapを導入することを前向きに検討してみましょう。